こんにちは。
東京・日本橋の鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。
今日はあの、「小さいのにめっちゃ痛いやつ」について話します。
そう、口内炎のことです。
口内炎って、なにが起きてるの?

ひとことで言うと、お口の中の炎症です。
でも原因はひとつじゃない。
口内炎ができたときには、
「これは体からのメッセージ」と思ってほしいのです。
思い当たること、ないですか?
・口の中をガジッと噛んだ
・ビタミンゼロの食事が続いた
・ストレスで神経ピリついた生活が続いている
・口をずっと開いてた(←寝てるとき含む)
・疲れが続いている
これ全部、口内炎の種です。
原因はざっくり6つ

1)物理的にやられたパターン
食べもので火傷したり、ガジッと噛んじゃったり。あとは歯ブラシがぶつかって傷ができることも。
矯正器具や入れ歯でこすれたときも、要注意です。
2)栄養足りてませんパターン
ビタミンB2、B6、鉄分や亜鉛が足りていないと、
皮膚や粘膜の再生能力がダウンします。
3)口が乾いてますパターン
「寝ているとき口が開いている気がする人」、あなたです。
ドライマウス気味になると、粘膜が傷つきやすくなるんです。
4)ウイルス・細菌系パターン
ヘルペスなど、何かしらの菌やウイルスが悪さしていることも。
これはちょっと長引いたり、水ぶくれっぽかったら早めに病院へ。
5)ストレス・寝不足パターン
体って正直。
メンタルが疲れていると免疫力が下がって、傷が治らなくなるんです。
睡眠不足の人はむくみがとれずに、特にほっぺ噛みがち。
6)慢性疾患・副作用パターン
ベーチェット病やがん治療など、基礎疾患や治療の副作用が原因のこともあります。
「なんか様子がおかしい」場合は、耳鼻咽喉科や口腔外科、内科へGO。
今日からできるセルフケア

1)お口を清潔に。
食後のうがい、意外に効果的。
緑茶でブクブクうがいすると殺菌も◎
2)寝よう。とにかく寝よう。
ほっぺを噛みやすい人=むくんでる人=寝てない人。
ちゃんと睡眠をとりましょう。
3)ビタミンB2を食べよう。
卵・レバー・大豆・緑黄色野菜。
コンビニで迷ったら、「黄身があるやつ」選んどこ。
4)口を閉じて寝よう。
マスクでもいいし、マウステープでもいい。
とにかく寝起きに口がカラッカラの人は、工夫してみて。
5)ストレス、からだにとどめず流していこう。
どうにもならん日は、ハーブティーでも飲んで、すっっきりさっぱり。
大きく深呼吸してみましょう。
「ストレスの種」をふっとばすイメージで!

口内炎って、「体が疲れてるのに気づいてよ」っていう
ちいさなSOS。
どうか無視せず、すこし休ませてあげてください。
こんなときは病院へ!

・2週間以上たっても治らない
・何度も繰り返してる
・白い膜がどんどん広がる
・熱や体調不良もある
…そんなときは、耳鼻咽喉科や歯科へ。
「ただの口内炎」で片付けないで。プロの目でチェックしてもらいましょう。
ここ!!
ホントに大事。
最後にわたしの話を少しだけ
実はわたし、大学病院で扁平苔癬(へんぺいたいせん)の経過観察中でした。
大きな病院の口腔外科、かなりオープンスタイルでして、
ほかの患者さんの診察内容がうっかり聞こえてしまうことがあるんです。
ある日、まだ若い女性に向かってこう伝える声が聞こえてきました。
「舌がんですね。すぐに精密検査を…」
ちょうど彼女の横を通り抜けて出口に向かうときだったので、その方の動揺が全身に伝わってきました。
まさかの宣告だったと思います。

そんな話を「たびたび聞いちゃう状況」にいると思うのです。
「ちょっとおかしいな」と思ったら、
ためらわず病院へ!!
ふつうの口内炎なら、数日〜2週間で自然に治ります。
でもそれ以上続いたり、繰り返したり、「なんかヘン」と思ったら、必ず専門の診察を受けてください。
自分の身体の声を、聞き逃さないこと。
それが、ほんとうの意味で自分をいたわるってことかもしれません。
