「最近なんだか胃腸のはたらきがよくない気がする…」
「便秘気味で、からだがむくんできた」
季節の変わり目などには、そんなからだの不調に悩まされることってありますよね。
胃腸の不調や便秘、むくみなどを感じたら、「白菜でデトックス」をおすすめします!
薬膳では、白菜には以下のような役割があるとされています。
【薬膳で白菜に期待される効果】 ・胃腸のはたらきを整え、便秘を改善する ・身体にこもった熱を冷まし、カラダに不要なものをデトックスする ・水分の代謝を促し、むくみや喉の乾燥を改善、二日酔い予防にも役立つ など |
そのため薬膳業界では、白菜は大根・豆腐と合わせて「養生三宝」と呼ばれて重宝されている野菜です。
この記事では、そんな白菜を手軽にとれる「白菜焼き」のレシピをご紹介します。
◎白菜の成分・効能
◎白菜の薬膳レシピ①:白菜焼き
◎白菜の薬膳レシピ②:白菜鍋
◎白菜の薬膳レシピ③:白菜の甘酢漬け
3品とも、少ない材料で簡単に作れるものばかりです。
みなさんも白菜で、淀んだからだをデトックスしましょう!
白菜でデトックス!便秘やむくみにいい成分・効能とは

白菜は、便秘やむくみなどからだの巡りが滞っているときに、悪いものの排出を促してくれる、いわば「デトックス野菜」です。
薬膳業界での白菜の位置づけは、大根・豆腐と合わせて「養生三宝」と呼ばれています。
そう、白菜は宝なんです!
| 白菜の主な成分 |
| ・カリウム ・ビタミンC ・ビタミンK ・葉酸 ・食物繊維 ・カロテン(緑の部分のみ) など |
| 白菜に期待できる効能 |
| ・便秘の改善 ・食べ過ぎによる不調の改善 ・解毒 ・むくみの改善 ・喉の乾燥や痰の改善 ・二日酔い予防 など |
白菜は、野菜の中でも水分含有量が95%と非常に多くの割合を占めていて、100gあたり14kcalと低カロリーなのが特徴です。
栄養素からみても、食物繊維が多く、ビタミンやミネラルもバランスよく含んでいます。
特にカリウムが豊富なので、塩分を排泄し、高血圧やむくみを改善したいときにおすすめです。
また、血液をサラサラにしたり、肝臓の機能を高めて解毒を促進したりする効果が期待できる「アリルイソチオシアネート」という成分も多く含んでいます。
そのため、高いデトックス効果が期待でき、代謝を活性化させるのにとても有効な食材といえるでしょう。
さらに、胃腸を整えて消化を促すはたらきがあり、食べ過ぎや便秘になったときにスッキリ排泄してくれるでしょう。
更年期で口が乾いたり、アルコールを飲んでカラダの中に熱が感じられるときにもおすすめの食材です。
余分な水分を排泄させる作用もあるので、飲んだあとの二日酔いの予防にも効果が期待できます。
魅力しかない野菜、それが白菜なんです!
【白菜の薬膳レシピ①】白菜焼き

では、そんなお宝野菜・白菜を手軽にとれる薬膳レシピをご紹介しましょう。
まず一品目は、「白菜焼き」です!
白菜メニューはいろいろありますが、材料は白菜と塩(とお好みで油)だけ、調理も焼くだけでできる「だけ」メニュー。
特に冬の時期には、ぜひ作っていただきたいです。
では、レシピをご紹介します。
【白菜焼き】 <材料/2人分> ・白菜:4分の1玉 ・塩:少々 ※お好みで油:少々 <作り方> 1)白菜を、白い部分は5cm幅、葉の部分は7cm幅程度の大きめにざくざく切る 2)フライパンに白菜を敷きつめ、塩少々を振って片面をじっくり焼く (焦げるのが心配であれば、油少々をひいてから白菜を並べる) 3)下面に焼き色がついてきたら、蓋をして蒸し焼きにする (焦げすぎないようにどきどき観察しましょう!) 4)白菜が透明になってきたら蓋を外し、ひっくり返す 5)そのまま蓋はせず、反対側にも焼き色をつける |
これで白菜焼きの出来上がりです!
野菜の硬さはお好きな具合にしあげてください。
しっかり焼き色をつけたほうがおいしい気がしますが、これもお好みで、焦げないようにだけ注意しましょう。
ただし、この白菜焼き、見た目が映えないどころかおいしくなさそうなんです…。
ね? どうみても、「失敗した何か」ですよね。
でも、食べるとそのおいしさにびっくりしますよ。
ちなみにレシピの写真を撮った日は、ゆり根とカリフラワー、人参も一緒に焼いています。
どれも本当にいいお味でした。
冬野菜の素材の甘みが存分に味わえるので、うちでは味付けは「塩少々」一択です!
【白菜の薬膳レシピ②】白菜鍋

もうひとつのお手軽レシピは「白菜鍋」です。
白菜の葉っぱの間に豚ばらを挟みます。
「白菜とぶたバラの縦ミルフィーユ」というところでしょうか。
かぜの予防や初期症状には、白菜と豚肉などを合わせた鍋がいいとされています。
また、吹き出物系の肌荒れにも、デトックス効果が期待できるでしょう。
「作ったことがある!」という方もいるかと思いますが、わが家のレシピはこちらです。
【白菜鍋】 <材料/2人分> ・白菜:400g(およそ4分の1玉) ・豚バラ肉(薄切り):500g ・水:500ml ・白だし:70ml ・酒:大さじ1 ・みりん:大さじ1 ・にんにく:2片 ・鷹の爪:2本 ※調味料は目安なので、お好みで調整してください。 <作り方> 1)白菜の葉をばらし、豚バラと交互に重ねていく 2)鍋の深さに合わせて数cm幅に切り、鍋に縦に詰めていく 3)水、白だし、酒、みりんを具材がかぶるくらいに注ぐ 4)スライスしたにんにく、ちぎって種をとった鷹の爪を上に載せ、蓋をして火をつける 5)沸騰したら蓋を外し、あくをとりながら煮る 6)具材に火が通ったら出来上がり |
味付けは目安ですので、お好みで調整してください。
薄味にしてポン酢でいただくもよし、だしをきかせてそのままいただくもよしです。
簡単なのに、予想よりとてもおいしいので、ぜひ試してみてください!
【白菜の薬膳レシピ③】白菜の甘酢漬け(常備菜)

3品目は、常備菜としても活躍する白菜の甘酢漬けです。
わたしのレシピでは、味付けに柚子こしょうをきかせるのがポイントです。
白菜の中でも芯の部分には、特に栄養が豊富に含まれていますので、デトックスにはもってこいでしょう。
また、柚子皮は体内のエネルギーを巡らすのが上手な食材なので、柚子こしょうを加えることで、より消化を助けてくれるはずです。
以下の手順で簡単に作れます。
【白菜の甘酢漬け】 <材料> ・白菜:2枚(200g) ・塩:少々 ・柚子こしょう:小さじ1/2 ※漬け酢の材料 ・市販の甘酢:大さじ1 ・酢:大さじ3 ・砂糖:大さじ1 ・塩:少々 <作り方> 1)耐熱容器に甘酢の材料(酢・砂糖・塩)を入れ、電子レンジ(500w)で30秒間チンして粗熱をとる 2)白菜の白い部分を5cmに切り、繊維にそって縦の拍子木切りにする 3)切った白菜に塩少々を振って軽くもむ 4)甘酢に柚子こしょうを混ぜる 5)塩もみした白菜の水気を軽く切って、甘酢に漬け込む 6)冷蔵庫で半日ほど漬け込めば出来上がり |
甘酢にごま油を加えるのも、風味が増しておすすめです。
甘酢漬けにすると、白菜のデトックス効果だけでなく、お酢の代謝促進、脂肪燃焼促進効果も期待できるので、ダイエット中の方もぜひお試しを!
その場合は、お砂糖の分量は少し控えめにしてくださいね。
忙しいときこそ胃腸ケアに白菜を食べよう

以上、胃腸を休めるにはちょうどいい簡単手抜き料理をご紹介しました。
白菜の効能は、東洋医学ではとてもよく知られています。
もう一度、まとめておきましょう。
| 白菜の主な成分 |
| ・カリウム ・ビタミンC ・ビタミンK ・葉酸 ・食物繊維 ・カロテン(緑の部分のみ) など |
| 白菜に期待できる効能 |
| ・便秘の改善 ・食べ過ぎによる不調の改善 ・解毒 ・むくみの改善 ・喉の乾燥や痰の改善 ・二日酔い予防 など |
むかーしむかし、こんなことがありました。
雑誌のインタビューで、アグネス・チャンさんが記者の質問にこんな返事をしていたんです。
香港では毎日の食で体調不良を整える
肌が荒れてニキビができたら、
どこの家のお母さんも白菜のスープを子どもに作ってあげる
お母さんのスープ懐かしい
インタビューのとき、肌のコンディションが悪かったんでしょうね。
この記事を読んで、「なんで肌が荒れると白菜を食べるの?」と思った記憶があります。
やはり大陸って、食の位置づけがすごい!
ちょっとしたバランスの崩れはすばやく整える。
東洋医学的にいうと基本中の基本です。
(ほんとは崩れないよう手をうつのが正解)
これからも、食でからだを整える薬膳レシピをいろいろとご紹介していきますので、楽しみにしてくださいね!
