【夏のだるいに効く、薬膳ラタトゥイユ】 余り野菜がからだの処方箋になる

こんにちは、東京・日本橋の鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。

年々夏の暑さが厳しくなってきて、蒸し暑さと重だるさで「うわ、体がついてこない…」なんて日が増えてくるころですね。

今年はどんな酷暑になるのか、はたまた少しは涼しさを感じられるのか……
この時期って、なにかと不調が押し寄せてきます。

—— 胃が重い
—— 寝ても疲れが抜けない
—— ともかく重だるい

そんな症状がでてきたら、体に「湿気と熱」がたまっているサイン。
東洋医学では、梅雨から夏にかけて起こりやすいこのモヤモヤ不調を、「湿熱(しつねつ)」と呼びます。

湿気と熱がたまって、からだの内側がちょっとぬるま湯の温泉状態になっている、みたいな感じ。

で、そんなときに何がよいかというと ——
答えはとてもシンプルです。

「旬の夏野菜を、やさしい味でコトコト煮込む」ことです。

余り野菜で潤す&巡らせる「ラタトゥイユ」

この時期のわたしのお気に入りは、ラタトゥイユ。
南仏・プロヴァンスの家庭でつくられてきた、夏野菜のトマト煮込みです。

具材は、「なんとなくあまっていた野菜たち」でOK、たとえばこんな夏の定番ラインナップ!

・ナス
・たまねぎ
・ズッキーニ ※ 注意事項あり!
・パプリカ
・トマト

どれも<熱をさまし湿をとる>優秀な食材たちばかり。

基本のつくりかたは、

1)鍋にオリーブオイルと刻んだにんにくを入れてあたためる

2)切った夏野菜を軽く炒める

3)トマト缶を加えて荒くつぶし、白ワインとローリエなどのハーブを加えて煮込む

4)塩コショウなどで味をととのえて出来上がり!

生のトマトを使ってもいいですし、コンソメで味付けしてもおいしいです。

これだけで、驚くほど深い味わいに。
煮ている途中の香りで、もう気持ちが整う。

ただし……

ズッキーニなどのウリ科野菜を使うとき、注意すべき点をご紹介します。

苦みが強いようなら、「毒性」がある証拠なので、使わないようにしましょう。

ズッキーニの調理中に味見をした時に強い苦味を感じたら、食べるのは控えましょう。苦味成分であるククルビタシンが多く含まれるズッキーニは、生に限らず加熱後も苦味が和らぐことはないと言われています。そのため、ズッキーニを使った料理を食卓に出す前には少量を取って味見し、極端な苦味や渋味を感じた場合は食べずに廃棄するようにしてください。
─── ちそう「ズッキーニの生食は毒の危険あり?安全で美味しい食べ方やあく抜きなど紹介!」より引用

こちらの記事に詳細が書かれているのでご参考まで。

ズッキーニの生食は毒の危険あり?安全で美味しい食べ方やあく抜きなど紹介!chisou-media.jp

ラタトゥイユって応用範囲広い

この料理、ほんと使い回しが効くんです。

・ ペンネやショートパスタと絡めて
・ オムレツのソースとして
・ごはんを入れてリゾット風に
・ とろけるチーズをのせてトースターでチン(バケットといただく)

一度に大量に作っておくと、使いまわしがきくのでほんとお勧め!

旬の恵みで、すこしずつすこしずつ、調子を取り戻していきましょうね。