【更年期】よりよい治療を受けるために~婦人科選びのポイント5点をご紹介

わたしは更年期かも……と、思った時点で、
ホルモン補充療法を選択しました。

というのも、
身近な親戚がホルモン療法で快適な生活を過ごしている姿をみていたからなんです。

プレ段階で大きなミスをしていたので、体調不良マックスで、
ともかくつらさを改善したかったんですよね。

右矢印失敗だらけの更年期

結局、合計3件の婦人科にお世話になりました。

その経緯、
今お困りのあなたのおにたつかもしれないのでシェアしますね。

あくまでも個人的な基準ですが、
わたしは以下の点で病院選びをしてきました。

1)こちらの希望を頭ごなしに否定しない
2)説明がさっぱりしている
3)経過をきちんと把握してくれている
4)医師側からの提案について根拠を指し示してくれる
5)家から近い

5番めの「家が近い」については、当時住んでいた地域(東京都中央区)にはものすごくよい病院がたくさんあったので、ある意味選びたい放題の環境でした。

引っ越してからは最寄り駅に1軒、1時間かかる場所に1軒と、合わせて2軒のかかりつけを持っています。

病院を変えた経緯

今はそんなことないかと思いますが、
当時(20年位前)
ホルモン補充療法について好意的な医師ばかりではありませんでした。

わたしよりお姉さん世代だと、
もはやセクハラ案件かと思うようなセリフを言われましたね。

「いつまでも若くいたいんでしょ⁉︎」
「もういいんじゃない⁉︎」

なーーんてザラだったそうです。
(ホルモン補充療法が注射だけでなされていた頃の話)

そういった話も諸先輩から聴いていたので、
補充療法に対して好意的な先生を選んで来院しました。


【ホルモン補充療法(HRT)とは】

HRTは不足しているエストロゲンを補う治療で、更年期に起こる不快な症状を緩和し、更年期以降の健康リスクを予防する方法です。
(中略)
エストロゲン製剤には3つの剤形があり、体質や希望を考慮して医師と一緒に選択します。
また、子宮を有する方は、子宮体癌発症予防のために、黄体ホルモン製剤を併用します。
エストロゲンのゆらぎや減少による更年期症状があり、それにより生活に支障がある場合は、保険が適用されます。
薬剤にかかる費用は使用するものによって異なりますが、保険適用で1ヶ月1,000~2,500円程度です。

出典:一般社団法人日本女性医学学会「ホルモン補充療法の正しい理解をすすめるために ホルモン補充療法ガイドラインより

1軒目の病院

最初は、家から近くてホルモン補充療法をやっている病院。
50代前半くらいの男性医師でした。

ただそこは、不妊治療が有名すぎて……
あまりにも混んでいるのとなんだか居心地が悪いのとで転院しました。

転院理由はそれ以外にも。
当時すでにホルモン補充にパッチが取り入れられていたのですが、なぜかその先生は飲み薬にこだわりがあったよう。

血液検査で肝臓の数値が悪化したことを相談したのですが、
先生的には「今飲んでいる薬の影響とは思えないですねぇ」との見解でした。

体感的に「薬だな……」と感じていたので、
パッチを処方してくれる病院に転院しました。

2軒目の病院

2軒目の病院は、より家に近いところ。
今回は40代後半の女性医師が担当医でした。

他の科もそろっていて、検査外注しなくてもよい場所だったので選びました。
今までの経緯を話し、血液検査のデータをもとに、
パッチ&錠剤の組み合わせで治療開始。

写真の2種類「エストラーナテープ」と「デュファストン錠(黄体ホルモン剤)」を周期的に使っていました!

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エストラーナテープ(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「患者向医薬品ガイド」) 
デュファストン錠(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「患者向医薬品ガイド」)

※エストラーナテープは、下腹かおしりに貼る薬で、黄体ホルモン剤と併用することが多いものです。

女性ホルモン補充療法はがんになりやすい!
みたいなイメージがありますが……

実際のところはわかりません。
ですが、きちんと検査をするという習慣がついたのは事実。

この病院は総合病院でもあったので、いろいろ便利でした。
でもね、ある時期に「変えよう!」と思ったのです。

その理由は、
こちらの質問に全部「はい」「で、どうしましょうか?」
という疑問形返事が返ってくるから。

専門医としての意見がききたいなと思っても、
「はい、はい、はい」「どうしましょうか……」

結局アドバイスもらえない、という謎の展開がありまして。
ちょっとものたりないなぁと感じたのがきっかけです。

ちなみに……
パッチタイプのホルモン剤、
「メノエイドコンビパッチ」というのもあるのですが、
からだに貼ってもはがれてしまいやすいので、
わたしは上記のエストラーナテープ+黄体ホルモン剤の組み合わせで過ごしていました。

メノエイドコンビパッチ(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「患者向医薬品ガイド) 

3軒目の病院

この病院がいちばん長くお世話になったところ。
ここには信頼できる肝臓内科の先生も在籍していて、
家からもっとも近い場所にあるという好条件。
(とはいえ、2軒目の病院から徒歩2分の立地 泣き笑い

婦人科担当は、初来院当時30代後半くらいの女性医師。

この先生がほんとによくって!!!
やっと、冒頭に挙げた婦人科選びの5つのポイントすべてを満たす病院に出会えました。


【婦人科選びのポイント5点】

1)こちらの希望を頭ごなしに否定しない
2)説明がさっぱりしている
3)経過をきちんと把握してくれている
4)医師側からの提案について根拠を指し示してくれる
5)家から近い

この先生は、アドバイスも的確おしつけがましくない

こちらの要望も聞いてくれますが、
おさえるところはバシッ意見を言ってくれるのです。
そしてさっぱりしている。

実はホルモン補充療法って、やめどきが難しい。

始まりがあれば終わりがある。
そのあたりの相談をしっかりとできたのが、
何より安心でした

ココ重要ですね。

婦人科にはほかの先生も在籍していました。
が!
残念ながらほかの先生とはそりが合いませんでしたね。

相性ありますよね。

よい悪いじゃなくて、
気持ちよく受診できるかどうかって、
かなり重要なポイントだと思っています。

というわけで、
幸いわたしは相性のよい病院に巡り会えたので、
漢方やプラセンタ注射などを併用しつつ、
スムーズにホルモン補充療法を終了することができました。

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情報を集めることって大事

ここまで病院選びについてお話ししてきました。
幸いわたしは、3件目で相性のよい先生と出会うことができたのですが……

プレ更年期でホルモンの数値に問題が出ていない場合、
その不調はなかなか理解してもらえず、
くつも病院を渡り歩くという事例も多いです。

「やっと7件目で……」
「やっと5件目で……話をちゃんと聴いてくれる先生に出会えた」

ここ、自力で動くしかない。
しんどい時期に泣きたくなるけどね……

あとは、気心の知れた方の紹介というのがベストかな。
リアル口コミ、本当に参考になりますよね。

いや、それにしても40代のわたし、
自分のことをほったらかしにしすぎたなと。

今ブログを書いていて、あらためて猛反省しております。
(ちゃんと漢方とか鍼灸治療うけとけばよかったのよ)

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どうかどうか
あなたにもよい出会いがありますように……