【薬膳】更年期の食事、何を食べればいい?「潤い」を補うおすすめ食材とは

こんにちは、東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。

「更年期でいろいろ不調に悩んでいるけれど、食事はどんなものを食べればいいの?」
「食生活で更年期症状を改善することはできる?」

更年期に差し掛かった女性は、そんなお悩みをもっているのではないでしょうか。

更年期によるからだの不調を改善するには、食生活の見直しが不可欠です。
東洋医学では、特に「潤いを補う白い食材」と「『血(けつ)』を補う赤い食材・黒い食材」がいいとされています。

たとえば以下のようなものです。

・潤いを補う食材:白きくらげ、白菜、大根、白ごま、やまいも、ゆり根、梨、豆腐など 
・「血」を補う食材:なつめ、レバー、黒豆、黒ごま、クコの実、プルーン、赤身肉など

そして今回特におすすめしたいのが、潤いを補ってホルモンバランスも整えてくれる「すっぽん」です。
高級食材のイメージですが、市販のスープなどは手軽に取り入れられるので、更年期の諸症状に悩んでいるみなさんにはぜひ食べてほしい食材と言えます。

そこでこの記事では、更年期の食べ物について、具体的にわかりやすく説明します。

◎更年期におすすめの食べ物は?
◎【薬膳】東洋医学で更年期におすすめの食材
◎潤い不足には「すっぽん」
◎すっぽんを手軽に食べるには
◎更年期と「潤い」の関係

最後まで読めば、更年期に何を食べればいいかがわかります。

この記事で、あなたが元気に更年期を乗り越えられますよう、願っています!

1.更年期におすすめの食べ物は?

更年期になると急なほてり(=ホットフラッシュ)や発汗、だるさや頭痛、気持ちの落ち込み、不眠などさまざな症状が起きます。
これは、女性ホルモンが低下してホルモンバランスが崩れることが原因です。

そのため、更年期には、ホルモンバランスを整える食材がいいとされます。
たとえば、女性ホルモンである「エストロゲン」と似た構造をもち、はたらきも似ている「イソフラボン」を含む大豆や、大豆製品の豆腐、納豆、豆乳などがその代表です。

また、更年期による症状をやわらげる食品もあります。
貧血には、鉄分が豊富なレバーや赤身肉、小松菜などがいいでしょう。
気分の落ち込みやイライラなどの精神的な不調には、不安症状が軽減されるという研究結果(※)がある「オメガ3脂肪酸」を含む青魚やアマニ油などがおすすめです。

※ 参考:国立がん研究センター公式サイト「オメガ3系脂肪酸の摂取による不安症状の軽減をメタアナリシスで確認」

2.【薬膳】東洋医学では更年期には「潤い」を補う食材がおすすめ

一方で、東洋医学では、更年期のさまざまな不調は「潤い」と「血(けつ)」が不足することで生じると考えます。
そのため、足りない「潤い」と「血」を補う以下のような食材がおすすめです。

潤いを補う
おすすめ食材
白い食材

・白きくらげ
・白菜
・大根
・白ごま
・やまいも
・ゆり根
・梨
・豆腐    など
血を補う
おすすめ食材
黒い食材や赤い食材

・なつめ
・レバー
・黒豆
・黒きくらげ
・黒ごま
・クコの実
・プルーン
・赤身肉    など

3.潤い不足に特におすすめしたい食材は「すっぽん」

ここまでは、少し調べるとみなさんよく目にする情報だと思います。
そこで今回は、わたしが潤いを補うために特におすすめしたい食材をひとつご紹介しましょう。

それは、「すっぽん」です。

薬膳ではすっぽんは、

・からだをたっぷり潤す
・不必要な熱を冷ます
・生命エネルギーを蓄える「腎」を補い、ホルモンバランスを整える

というはたらきがあるとされています。
まさに、更年期の「潤い不足」「ほてりや発汗」「ホルモンの乱れ」にはうってつけの食材といえるでしょう。

また、症状はおさまっても潤い不足が続くアフター更年期の女性にもおすすめです。

4.すっぽんを手軽に食べる方法

ただ、「すっぽんなんて、高級食材で食べられない」と考える方もあるでしょう。

もちろん、すっぽん鍋をコースで楽しもうとすると、1万数千円するお店も多くあります。
ですが、中には3,000円程度ですっぽん鍋が食べられたり、すっぽんの雑炊などの単品料理を1,000円前後で出しているお店もあるようです。

また、もっと手軽に自宅で食べるなら、すっぽんのスープが缶やレトルトで、1食数百円から販売されています。

村上 すっぽんスープ 缶 180g
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そのまま飲んでもいいですし、それを出汁にして鍋料理にしたり、雑炊や茶碗蒸し、だし巻き卵などに使ったりしてもいいでしょう。

さらに、すっぽんの粉末や、すっぽん入りのサプリメントなども多数販売されているので、手軽に買えるものから試してみてください。

5.更年期と「潤い」の関係とは

ここまで、更年期におすすめの食べ物、特にすっぽんについて説明してきました。
が、「更年期になぜ潤いが不足するの?」「潤いを補うと本当に更年期は楽になるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこであらためて、更年期と「潤い」について、簡単にわかりやすく説明しておきましょう。

5-1.加齢により水分=「陰(いん)」が失われて「陰虚(いんきょ)」になる

わたしたちのからだは、生まれたときにはたっぷりの水分に満たされています。
けれど年齢を重ねるにつれて、その潤いは少しずつ減っていきます。

東洋医学では、このからだの潤いを「陰(いん)」と呼びます。

これは単なる水分ではなく、血液や体液など、からだを内側から満たして落ち着かせてくれる大切なものです。

年齢を重ねたり、疲れが続いたりすると、この「陰」は少しずつ減っていきます。
すると、からだをクールダウンしてくれるものが不足して、反対に「熱(火)」の働きが強くなるのです。

この状態を、「陰虚(いんきょ)」と呼んでいます。

その結果、

・なんとなくイライラする
・怒りっぽくなる
・気持ちに余裕がなくなる
・筋肉がつりやすくなる
・からだのあちこちが乾燥しやすくなる

といった状態が起こりやすくなります。

つまり「陰虚」とは、「潤いが不足して、心とからだが少し乾いて熱っぽくなっている状態」とイメージするとわかりやすいでしょう。

更年期に不調が起こりやすいのも、この陰虚が大きく関わっているというわけです。

5-2.女性ホルモンが衰えると潤いも減る

一方、西洋医学においても、女性ホルモンと潤いは深く関係していると考えます。

というのも、女性ホルモンであるエストロゲンは、肌や粘膜を潤すはたらきのあるコラーゲンやヒアルロン酸を生成しています。
そのため、更年期になってエストロゲンが低下することで、コラーゲンなどをつくりにくくなり、潤いが失われていくのです。

その結果、肌はもちろん目や口、のど、デリケートゾーンなど、からだのさまざまな部位が乾燥してしまいます。
この症状を、「ドライシンドローム」と呼んでいます。

からだのどこかが乾燥すると、保湿クリームを塗ったり、目薬や塗り薬を使ったりする人も多いでしょう。
もちろんそれも効果的ですが、同時に、食事にもからだを潤す食材を取り入れることで、より乾燥を軽減できるようになるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、更年期の食事、特におすすめのすっぽんについて説明しました。

ではあらためて、記事のポイントをまとめましょう。

◎更年期には、潤いを補う白い食材と、血を補う黒・赤い食材をとる

◎潤い不足に特におすすめな食材は「すっぽん」

◎更年期は加齢によって潤いが失われて「陰虚」になりやすい

この記事で、あなたが更年期を乗り切れるよう願っています!