こんにちは、東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。
最近増えているつぶやき
「マスクを長時間していて酸欠です……」
外出中ずっとマスクのお世話になっていると、
なんだか息苦しい……
そう、まさに酸欠状態になります。
マスクを外したときの爽快感、
フゥ~っとするあの感じ、
みなさんも共有していただけますよね。
でも、インフルエンザや風邪の予防、
花粉などのアレルギー対策で、
季節によってはマスクをつけている時間も増加するかと思われます。
マスク酸欠のいちばんの解決法は、
マスクをしないッ!
ですが……
それ以外で少しでもラクにできる方法ってないのでしょうか?
実は、
地味ですがあります!
<自宅ですぐにできる方法>
1)週に2回(理想は毎日)、息があがるくらいまで動いてみる![]()
心肺機能を運動であげていく方法です。
おすすめは縄跳び!
何分で息が上がるかは個人差があるので、まず試してみてください。
2)心・肺に作用するらっきょうや百合根を食べる
こちらは食からのアプローチ。
らっきょうも百合根も漢方薬として使われている立派な生薬です。

(毎年うちではらっきょうの酢醤油漬けをつくっています。美味
)
◎らっきょう
らっきょうは生薬名を薤白(ガイハク)といい、
古くから『心や胸背の痛み』によく効く薬と言われています。
「括摟薤白白酒湯」などの漢方に入っており、
心臓の緊張感・胸周りの詰まり感を取り去る効能が期待できます。
病気レベルでなく
「ちょっと今日は息が苦しいな……」
と思ったら、らっきょうを食べてみましょう。
甘酢漬けでも醤油漬けでもかまいません。
カリウムが多く含まれているため、むくみの解消や、
食物繊維も多いので、便秘解消の期待も持てます。
ただし、どんな食材でもそうですが、食べ過ぎはよくありません。
特にらっきょうは効能が高い分、食べ過ぎには注意が必要です。
放送大学の講師、佐藤秀美先生によると1日に4粒までなら、
体臭や腹痛、下痢などの問題が特には出ないそうです。
これも個人差があるので、
気になる方はまず1粒から始めてみましょう。
ちなみにらっきょう、
食前に摂るほうが効果的です。
ただし、らっきょうは体を温める作用があるので、
発熱中・皮膚の乾燥が強い・発熱はしていないけれど身体に熱感がある、という場合は、
摂るのをやめておきましょう。
◎百合根
まずリアル百合根の画像を。
もしかしたら見たことがない方もいらっしゃるかな?

(保存のためのワラが残ってます)
百合根は生薬名、百合(びゃくごう)と呼ばれることが多いです。
(そのまま百合根もありです)
らっきょうとの違いは、体を温める作用がないこと。
むしろ、うっすら熱を冷ます働きがあります。
そして、らっきょうは積極的に心臓周りにて働きかけ痛みに効果を発揮しますが、
百合根の場合は、心臓の機能の不安定さによっておこる症状、
たとえば動悸や睡眠障害などを落ち着ける作用があります。
さらに、肺に働きかけ、肺を潤し肌の乾燥や咳を止めることも上手です。
食材としては、強烈なにおいもなく、食感はイモっぽい。
イモっぽい理由は食物繊維のグルコマンナンが含まれているからです。
ビタミンB群も多く、葉酸、カリウムも含まれているので、
滋養強壮の食べ物としては、非常に使いやすい食材だと思います。

割ってみると、このように一枚一枚鱗のようになっています。
生のもの以外、乾燥した百合根が販売されているので、
通年で手に入れることが可能です。
おすすめの食べ方は「素揚げ」!
一枚一枚皮(鱗)をはいで、きれいに洗って揚げるだけです。
「揚げ物自宅で作らない宣言」をしているわたしが唯一揚げる食材。
なにしろホクホク感がたまりません。
(ポテトよりぜんぜんいい)

アツアツに塩をふっていただきます。
うんまい!!

わたしは甘めの味付けが好きではないので、
バター炒めにすることも多いです。(簡単で美味しい)
スープに入れたりチーズ焼きもいいと思います。
マスク酸欠からの運動と食で、心肺機能を整える。
酸欠じゃない方もぜひ!
<今日のまとめ>
らっきょうには心臓まわりの緊張をとる作用がある
百合根は心肺機能を高める作用がある バター炒めうまし
※参考文献
日本中医食養学会 (2009年)『現代の食卓に生かす「食物性味表」改訂版』 ㈱燎原書店
