マリオネットラインを東洋医学でセルフケア!原因、おすすめエクササイズやツボを解説

こんにちは、東京日本橋の鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。

「最近、マリオネットラインが出てきて気になる……」
「マリオネットラインやほうれい線を薄くしたいけど、何をすればいいの?」

そんなお悩みをもっている方、多いですよね。

「マリオネットライン」とは、口もとからあごにかけてできる溝のことです。

東洋医学では、マリオネットラインができるのは「脾=胃腸のはたらき」と深くかかわっていると考えられています。
胃腸のはたらきが弱くなると、気・血のめぐりが悪くなり、顔がたるんでしまうのです。

また西洋医学的には、以下のようなことが主な原因とされます。

【マリオネットラインが出る主な原因】

・頬の筋力が衰えたため
・肌のハリが低下したため
・表情にクセがあるため

そのため、マリオネットラインを改善するには以下のようなセルフケアが効果的です。

【マリオネットラインのセルフケア】

・表情筋エクササイズ
・ツボ押し

この記事では、マリオネットラインに悩むみなさんに知ってほしいことをわかりやすくまとめました。

◎マリオネットラインとは?
◎マリオネットラインが気になり始めるのはいつごろ?
◎【体験談】院長自身も気になったマリオネットライン
◎東洋医学ではマリオネットラインをどう考える?
◎マリオネットラインができる主な原因
◎マリオネットラインのセルフケア 1:表情筋エクササイズ
◎マリオネットラインのセルフケア 2:ツボを刺激する
◎マリオネットラインの専門的ケア:美容鍼

最後まで読めば、マリオネットラインに関するお悩みの解決法がわかるでしょう。
この記事で、あなたがハリとツヤのある美肌を取り戻せるよう願っています!

    1.マリオネットラインとは?口元にできるたるみのサイン

    まず、一般的によく言われる「マリオネットライン」とは、そもそもなんなのでしょうか?
    わかりやすく説明します。

    1-1.「マリオネットライン」とは

    「マリオネットライン」とは、口もとからあごにかけてできる溝のことです。
    マリオネット=あやつり人形の口のところにある、あの溝と同じ位置にあることから、そう呼ばれるようになりました。

    マリオネットラインができる主な原因は、頬にある筋肉の筋力が低下することです。
    筋肉が、頬についている脂肪の重みに耐えることができなくなり、下へ下へと落ちていきます。
    すると、口角周辺にある筋肉との溝=「マリオネットライン」ができてしまう、というわけです。

    ただ、誰もが同じようになるわけではなく、骨格や脂肪の付き方、表情のクセなどの違いによって、溝の刻まれ具合に個人差がみられます。
    女性だけでなく、男性でも気にされている方は結構多いようです。

    1-2.マリオネットラインが気になり始めるのはいつごろ?

    前述したように、マリオネットラインには個人差があるので、一概にいつごろから出始めるとは言えません。
    ただ、一般的には40代~50代ごろに気になり始める人が多いようです。

    ですが、そのような人の場合、実は20代後半~30代のころにはすでにマリオネットラインの予兆となる、わずかなたるみやうっすらとした線が出始めているケースもあります。
    ですから、マリオネットラインのケアは、早く始めるに越したことはないのです。

    1-3.【体験談】院長自身も気になったマリオネットライン

    実は、わたし・かとう自身もマリオネットラインに悩まされました。
    というのも、残念なことに、わたしは子どものころから頬肉がむっちりしているタイプでした。
    つまり、マリオネットラインが強調されやすい顔相だったのです。

    実際に、50歳手前くらいでマリオネットラインがうっすら現れてきました。

    さらに輪をかけたのが、表情のクセと無理なピーリングです。
    表皮に力がなくなったことで、恐ろしいことにあっという間に下垂しました。
    このころは、毎朝鏡を見るのが憂鬱だったものです。

    でも、あの経験がなかったら、真面目にお顔の筋トレについて考えなかったと思います。
    そのときに学んだのは、「できるだけ早くから筋トレと美容鍼をやる」ということ。

    この実体験を踏まえて、みなさんにおすすめしたいマリオネットラインのケアをのちほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

    2.東洋医学ではマリオネットラインをどう考える?

    セルフケアをご紹介する前に、「東洋医学ではマリオネットラインをどうとらえているのか」について、わかりやすく説明しておきましょう。

    2-1.【東洋医学】顔のたるみは「脾=胃腸のはたらき」とかかわっている

    実は東洋医学では、マリオネットラインをはじめとする顔のたるみは「脾=胃腸のはたらき」と深くかかわっていると考えます。

    胃腸のはたらきが弱くなると、栄養の吸収や「気=エネルギー」「血」のめぐりが悪くなります。
    その結果、むくみが出たり、肌のハリが失われたりするのです。

    マリオネットラインも、気・血のめぐりが悪くなったことで、顔がたるんでしまった結果と言えるでしょう。

    2-2.「たるみを消す」のではなく「ハリとツヤをたもつ」と考える

    また、美容外科などの治療では、「たるみを消す」ことを目的にしますが、わたしの考えは少し違っています。

    正直、たるみが完全になくなって、20代前半の顔に戻ることなんてありません。
    それよりも、わたしたち世代が目指したいのは、朝起きたときに、

    「お、今日もいい感じ!元気でた!」

    と、自分にハッパをかけたくなるような、肌ツヤとハリのあるお顔です。

    そのためには、マリオネットラインなどのたるみ、しわが目立たなくするセルフケアを習慣にしてください。
    「なくす」ことより、「いまの状態をより健康にたもつ」という心構えで取り組みましょう。

    3.マリオネットラインができる主な原因

    では、簡単にできるセルフケアについて説明する前に、あらためて「マリオネットラインはなぜできるのか」についてもう少しくわしく知っておきましょう。

    その主な原因は、前述したことも含めて以下の3つです。

    ・頬の筋力が衰えたため
    ・肌のハリが低下したため
    ・表情にクセがあるため

    くわしく説明します。

    3-1.頬の筋力が衰えたため

    第一の原因は、頬の筋肉の衰えです。

    顔には、表情や動きにかかわる筋肉がたくさんあり、それらをまとめて「表情筋」と呼んでいます。

    【表情筋】

    これらは、加齢やあまり使わないこと、かたよって使うことなどによって衰えてしまいます。
    そうなると、皮膚や脂肪を支える力が弱まって、たるみが出てしまうのです。

    特に、マリオネットラインにかかわりが深いのが、「広頚筋(こうけいきん)」と呼ばれる筋肉です。

    【広頚筋】

    この筋肉が、年齢を重ねたり、あまり表情を動かさなかったり、嚙み合わせが悪かったりすることで弱ってしまうと、マリオネットラインが出てくるのです。

    近年では、コロナ禍以来のマスク生活で、口もとをあまり動かさなくなったことも、マリオネットラインにつながると言われています。

    3-2.肌のハリが低下したため

    第二の原因は、お肌のハリの低下です。

    肌は、紫外線による刺激、乾燥、加齢、摩擦など、日々さまざまなダメージを受けています。
    そうなると、ハリやうるおいをたもっているコラーゲンやヒアルロン酸などの成分が減少してしまいます。

    肌のハリがなくなると、たるみやしわができて、マリオネットラインの原因になるというわけです。

    3-3.表情にクセがあるため

    もうひとつ、意外な原因としては表情のクセが挙げられます。

    前述したように、顔にはたくさんの表情筋があります。
    これらはすべて均等に使われているわけではなく、よく使われる筋肉もあれば、あまり使われない筋肉もあるでしょう。

    そこで、使い方に差があったり、あまり使わずに筋肉が硬くなってしまったりすると、その部分にしわやたるみ、ゆがみなどが出ることがあるのです。

    特にマリオネットラインが出やすいのは、以下のような表情のクセがある場合です。

    ・口角を下げる
    ・作り笑いで口角だけを無理に上げる

    つまり、口角のまわりの筋肉を不自然にかたよった使い方をするのがよくない、と言えるでしょう。

    4.マリオネットラインのセルフケア 1:表情筋エクササイズ

    さて、マリオネットラインについてよく理解したところで、いよいよ「自宅で簡単にできるセルフケア」をご紹介していきましょう。

    まず1つめは、「表情筋エクササイズ」です。
    かたよって使われたり硬くなったりした表情筋を柔らかくして、たるみが出るのを予防しましょう。

    4-1.表情筋を柔らかくする「顔面整頓エクササイズ」のやり方

    表情筋を柔らかくして、たるみを改善するために、わたしが考案した表情筋のエクササイズがあります。
    名付けて「顔面整頓エクササイズ」です。

    顔を中心とした簡単なエクササイズですので、ぜひ毎日やってみてください。
    内容は以下です。

    【顔面整頓エクササイズ】

    <プレエクササイズ>

    1)肩甲骨まわりの筋肉をほぐす「くるくるペンギン」
     → ひじを伸ばしたまま腕をくるくる回す:右回し3回・左回し3回 × 3セット

    2)血流とリンパの流れをよくする「べーべーカメレオン」
     → 舌をベーっと出したり上あごにつけたりする:各6秒キープ × 3セット

    3)頬と首まわりの筋肉を刺激する「割り箸ライオン」
     → 割り箸をくわえて首を左右に振る:左右に3回ずつ

    4)目のまわりと頬の筋肉に効く「ねっとりネコまぶた」
     → 3)の状態で上下のまぶたを合わせて閉じる:6秒キープ × 3セット

    <顔面整頓エクササイズ>

    1)頬のたるみを解消する「ニマニマほっぺ」
     → 思い出し笑いの容量で頬を持ち上げる:6秒キープ × 3セット

    2)目のまわりのむくみをとる「応用ネコまぶた」
     → 上下のまぶたをゆっくり閉じて押し合う:6秒キープ × 3セット

    3)顔の下半分のたるみに効く「ベロベロ3秒往復」
     → 片方の奥歯からもう片方の奥歯まで下で歯茎をなぞる:片道3秒 × 3往復

    4)口まわりの筋肉を刺激する「口なか大回転」
     → 頬の内側を舌でぐるっとなぞる:右回し3回・左回し3回 × 3セット

    5)あごや首のしわに効く「連続ごっくん」
     → 顔を上げて唾液をごっくんごっくんと続けて飲み込む:3回ごっくん × 3セット

    どれも特別な場所や道具は不要、思い出したときにその場で簡単にできます。
    もっとくわしいやり方は、動画で説明していますので、こちらをぜひ見てください。

    4-2.顔面整頓エクササイズのポイント

    このエクササイズをより効果的にするために、以下のポイントを守ってください。

    ・正しい姿勢で行う:からだをまっすぐ、背筋を伸ばす
    ・ゆっくり動かす:特に年齢肌には、急な動きは逆効果
    ・無理に力を入れない:変なところに力が入ると、筋肉が正しく整わない
    ・やりすぎない:回数をやりすぎると、逆にしわやたるみの原因になる可能性あり

    さらに、もうひとつ重要なのが、前述した心構えです。

    「肌のたるみが完全になくなることはない、それよりハリとツヤをたもって、たるみとしわを目立たなくすることを目指そう!」

    そのために、日々の努力が大切なのです。

    5.マリオネットラインのセルフケア 2:ツボを刺激する

    2番目にご紹介するセルフケアは、東洋医学ならではの「ツボ」です。
    マリオネットラインにおすすめのツボは、以下の4つです。

    ・頬のたるみをリフトアップする「顴髎(けんりょう)」
    ・むくみを改善する「迎香(げいこう)」
    ・顔の血流やリンパの流れをうながす「下関(げかん)」
    ・口角のたるみにいい「地倉(ちそう)」

    それぞれくわしい場所と効果について説明しましょう。

    5-1.頬のたるみをリフトアップする「顴髎(けんりょう)」

    「顴髎(けんりょう)」は、目尻からまっすぐ下におりた頬骨の下縁のツボで、わかりやすく言えば口角を上げる筋肉、大頬骨筋の上にあります。

    血流をよくし、たるみ、むくみを改善、頬のリフトアップ効果が期待できます。
    ほかにも、疲れ目や歯の痛みがあるときにも有効なツボです。

    5-2.むくみを改善する「迎香(げいこう)」

    「迎香(げいこう)」は、左右の小鼻の横にあるツボです。

    老廃物の排出が上手なツボなので、鼻詰まりやアレルギー性鼻炎などにもよく使われますが、美容面では、たるみが原因となってできるほうれい線やマリオネットラインに効果的です。

    また、顔のむくみ改善や小顔効果も期待できます。

    5-3.顔の血流やリンパの流れをうながす「下関(げかん)」

    「下関(げかん)」は、咬筋という食べ物を噛んだりするときに使う筋肉の上のツボです。
    頬骨の下のくぼみで、口を開けたときにへこんで、閉じるとへこみもなくなるところがあれば、そこが下関です。

    あごの痛みがあるときに、マッサージすると痛みがやわらぐ場所ですが、顔のむくみやたるみを改善し、リフトアップ効果も狙えます。

    5-4.口角のたるみにいい「地倉(ちそう)」

    「地倉(ちそう)」は、口のまわりの口輪筋という筋肉の上にあるツボです。
    顔まわりの筋肉が重なって集まる終点の場所にあります。

    顔のたるみ、中でもほうれい線やマリオネットラインに効く代表的なツボとして知られています。
    また、歯の痛みや口内炎があるとき、食欲を抑えたいときにも押したいツボです。

    5-5.ツボの押し方

    顔のツボを押すときには、

    ・綿棒
    ・つま楊枝のおしりのほう
    (とがっていないほう)

    を使うのがおすすめです。

    軽く押し当てて5秒 × 3回刺激しましょう。

    強く押したり、こすったり、つま楊枝の先を使ったりするのはNGです。
    顔の皮膚はデリケートなので、強い刺激は避けてください。

    6.マリオネットラインの専門的ケア:美容鍼

    また、セルフケアと並行してプロの手を借りるのもいいでしょう。
    東洋医学的ケアとしては、「美容鍼」がおすすめです。

    「美容鍼」とは、ツボや筋肉などに鍼(ハリ)で刺激をあたえることで、血流やリンパの流れをよくしたり、肌の代謝を活性化したり、老廃物の排出をうながしたりする、東洋医学の美容法です。

    「マリオネットラインをはじめとする顔のたるみ、しわを改善したい」
    「美肌になりたい」
    「リフトアップして小顔になりたい」

    という希望がある方に、国家資格をもった鍼灸師が施術します。

    「顔に鍼を打つなんて、痛そうで怖い」と不安になる方もいるでしょうが、鍼はとても細いので、ほとんど刺したことを感じないか、わずかにチクっとする程度です。
    刺したところに小さな内出血が出ることもありますが、通常は数日でおさまるので、日常生活も支障なく送れます。


    東京日本橋の鍼灸治療室クリスタでは、お顔のたるみを改善する美容鍼の施術を行っています!

    上でご紹介した「顔面整頓」のメソッドと鍼とを組み合わせたメニューや、
    ヒト幹細胞導入美容鍼など、
    あなたのお悩みにあった施術をご提供します。
    「ちょっと興味があるかも…」という方は、お気軽にお問い合わせください!

    まとめ

    いかがでしたか?
    マリオネットラインについて、お悩み解消の方法がわかったことでしょう。

    ではあらためて、ポイントをまとめます。

    ◎「マリオネットライン」とは、口もとからあごにかけてできる溝のこと

    ◎東洋医学では、マリオネットラインは「脾=胃腸のはたらき」と深くかかわっていると考える

    ◎マリオネットラインができる主な原因は、
    ・頬の筋力が衰えたため
    ・肌のハリが低下したため
    ・表情にクセがあるため

    ◎マリオネットラインのセルフケアは、
    ・顔面整頓エクササイズ
    ・ツボ:特におすすめは「地倉(ちそう)」

    ◎マリオネットラインの専門ケア・美容鍼もおすすめ

    ぜひこのセルフケアを毎日実践して、ハリとツヤのあるお肌を長くたもちましょう!