女性の薄毛|原因は「血」の不足・めぐりの悪さ!3つの改善法とは?

こんにちは、東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。

「最近、髪の毛が薄くなって、地肌が透けるのが気になる」
「抜け毛の量が多くなった気がする」

このようなお悩みを持っている女性の方、いらっしゃいますよね。

東洋医学では、女性が薄毛になる原因を以下の3つと考えます。

1)血の量が足りていない
2)血の状態が悪い
3)血がめぐっていない

これらを改善するには、以下のことを心掛ける必要があるでしょう。

・食生活を改善する
・運動する
・ブラッシングする

この記事では、女性がなぜ薄毛になるのか、どうすれば薄毛をかいぜんできるのかを、東洋医学的な視点から具体的に説明します。

◎東洋医学における「髪」とは
◎東洋医学からみた女性の薄毛の原因
◎東洋医学的・女性の薄毛を改善する方法

これを読めば、簡単に薄毛予防、薄毛改善に取り組めるでしょう。
この記事で、あなたが美しく豊かな髪を取り戻せるよう願っています!

【目次】

1.東洋医学における「髪」とは

薄毛について説明する前に、まず、「髪」とはからだの中でどんな位置づけなのか、を知っておきましょう。

東洋医学では、「髪は血の余りもの」(血余)と言われています。

「髪」は、正直なくても生きていくことはできる器官です。
生きもののシステム上、「生命を維持すること」が最優先のミッションなので、そのための役割をもたない「髪の毛」は、位置づけとして低いポジションにあるのです。

そのため、からだの状態がよくなかったり、血液が足りていなかったりと、何か生命維持にかかわる問題が生じたときには、優先順位が低い「髪」にまず症状があらわれます。
重要な部分にダメージがいかないよう、重要でない部分がそのダメージを引き受けている、といえるでしょう。

ちなみに西洋医学では、毛髪は皮膚が形を変えたもので、皮膚の一部と考えられています。
紫外線や外部からの刺激、衝撃などから頭部を守るための重要な器官であるため、適切にケアして健康な毛髪を保つ必要があるでしょう。

2.東洋医学からみた女性の薄毛の原因

では、女性の髪が抜けたりやせたりして薄くなってしまうのは、なぜなのでしょうか?
東洋医学的に、その原因は大きくわけて3つあります。

1)血の量が足りていない
2)血の状態が悪い
3)血がめぐっていない

それぞれ説明しましょう。

2-1.血の量が足りていない

女性の薄毛の第1の原因は、「血の量が足りていない」ことです。
これは、以下のようなことが原因で起こります。

・血の消費量が多い
・血の供給量が少ない

2-1-1.血の消費量が多い

女性は、年齢の移り変わりとともに、さまざまな理由で大量の血を消費しています。

まず、女性は毎月の生理で血を失います。
(特に筋腫があると、出血量が増えることが多いです。)

そこで失われた血液を、食事で栄養をとって補うことができていれば、髪の量や質を問題なく保つことができますが、それができていなければ、なんとなく髪質が悪くなってきたり、髪の量が減ってきたりするのです。

また、出産して授乳をすると、生理時とは比較にならないほど大量の血を消費します。
そのため、出産後3か月を過ぎるころからは、シャンプーをするたび排水溝がつまりそうになるほど髪が抜け去っていきます。
女性ホルモンの変動が大きい時期なので、髪だけでなく肌にも症状が出る人も多いでしょう。

さらに、更年期になると、顕著な「血」不足がおこると言われており、この時期も抜け毛、髪がやせるなどの症状があらわれます。

そして更年期を過ぎれば、女性ホルモンが低い状態になるので、男性ホルモンの影響を受けるようになり、薄毛になるケースもあるのです。

2-1-2.血の供給量が少ない

血が足りないもうひとつの理由は、消費量に対して供給される量が少ないことです。

たとえば、食べたものをうまく消化吸収できず、血を十分に作ることができない、というケースがあります。
この場合は、食から見直す必要があるでしょう。

2-2.血の状態が悪い

2番目に考えられる原因は、血は足りているけれど、その「血の状態が悪い」ことです。
「血が薄い」と言い換えてもいいでしょう。

これは、栄養が足りていないためです。
一般的には、食生活に問題があることが多いといえます。

具体的には、以下のようなケースです。

・食事の量が少ない(間違ったダイエットや偏食) 
・鉄分がうまくとれていない
・たんぱく質の量が足りていない

食の中でも、特に鉄分とたんぱく質は、血液をつくるのに欠かせない栄養素です。

成人女性の場合、1日当たり以下の量をとることが推奨されています。

・鉄分:10.5~11.0 mg/日
・たんぱく質:65~100g/日

たんぱく質の必要量は年齢によって異なりますが、少なくても65gは毎日とりたいものです。

2-3.血がめぐっていない

血が不足する3つめの原因は、「血のめぐりが悪い」ことです。
血の絶対量は足りているのに、なぜか頭部への血流が落ちる、という状態です。

これを東洋医学では、「気が滞ると血の流れが遅くなったり固まったりする」と考えます。

「気が滞る」をわかりやすく言い換えると、以下のような状態です。

・精神的ストレスがある:気分がうつうつとする、イライラする 
・身体的ストレスがある:運動不足、PCを凝視する、寒けを感じる

このような状態が続くと、血の流れが悪くなると考えられているのです。

血流が悪い方の頭を触ると、とても硬くなっていたり、逆にフカフカしていたりと、独特な感触があります。
触ってみて違和感を感じたら、あなたの血不足の原因は「めぐりが悪い」ことだといえるでしょう。

3.東洋医学的・女性の薄毛を改善する方法

のように、薄毛の理由としては血の問題3つが考えられるのですが、ではどうすればこれらが解消され、薄毛を改善できるのでしょうか?
実践してほしいのは、以下の3つの対処法です。

・食生活を改善する
・運動する
・ブラッシングする

それぞれ説明します。

3-1.食生活を改善する

血液の状態をよくしようと思ったら、やはり食生活を変えることは欠かせません。
前述したように、鉄分とたんぱく質を多く含む食品を積極的にとってください。

中でも「肉を食べる」のは、もっとも手軽ですぐできる改善策です。

肉は、人間と同じ動物のものなので、人体への吸収がスムーズに行われます。
特に赤身の肉やレバー、赤身の魚には、良質な鉄分とたんぱく質が豊富に含まれているのでおすすめです。

たんぱく質と鉄分というと、「大豆」と思い浮かべる人も多いかもしれません。
たしかに、発酵した豆や納豆などはからだによいものです。

ただ、それ以外の大豆・大豆製品はあまりおすすめではありません。
というのも、豆類の皮にはフィチン酸という物質が含まれていて、これが鉄分の吸収を妨げるのです。

そのため、血液の量と質を高めるには、以下のものがおすすめなのです。

・赤身の肉:牛・豚のモモ肉、ヒレ肉
・レバー:牛・豚・鶏のレバー
・赤身の魚 :カツオ、まぐろの赤身
・納豆
                など

ちなみに、動物性たんぱく質をしっかりとると、睡眠の質も向上します。
これは、「2-3.血がめぐっていない」の原因として挙げたストレスを改善することにもつながるため、一石二鳥だといえるでしょう。

3-2.運動する

「2-3.血がめぐっていない」で説明したように、血のめぐりが悪くて薄毛になっている場合は、運動がおすすめです。
からだを動かすことで、確実に血行がよくなります。

特に好ましいのは、全身運動です。

たとえば簡単なものでは、両手を大きく振りながら、腿を高く上げて足踏みするだけでも十分です。
できればその際に、前に5歩進んで後ろに5歩下がる、を繰り返すとより効果的でしょう。

このような運動を、少し息が上がるくらいまでやってみてください。
毎日続けることで、血のめぐりがよくなり、薄毛の改善につながるはずです。 

3-3.ブラッシングする

さらに、髪のブラッシングも効果的です。
全身の血行がよくなったら、頭そのものを刺激することで、発毛をうながしましょう。

ブラッシングのしかたは、まず以下の動画を見てください。

手順を説明すると、

1)軽く円を描きながら、側頭部から始めて頭全体をブラッシング

2)後頭部から前に向かって流すようにブラッシング

3)前頭部から後ろに向かって流すようにブラッシング

という流れです。

行うタイミングは、シャンプー前がいいでしょう。
気持ちがいい程度の力加減で行ってください。

頭のマッサージも悪くはないのですが、やりすぎてしまうと、頭蓋骨の微妙なズレがおきることがあります。
それよりも、ブラッシングをまめに行うほうが安心安全なので、当院ではこの方法をおすすめしています。

実際にやっていただくと実感できますが、ブラッシングのあとは、目もとてもスッキリします。
薄毛でお悩みの方は、ぜひ毎日の習慣にしてください。

まとめ

いかがでしたか?
女性の薄毛は、血が原因である場合が多いことがわかったかと思います。
ではあらためて、記事の要点をまとめましょう。

◎東洋医学からみた女性の薄毛の原因は、
1)血の量が足りていない
2)血の状態が悪い
3)血がめぐっていない

◎東洋医学的に女性の薄毛を改善するには、
・食生活を改善する
・運動する
・ブラッシングする

どれも手軽で、生活の中で実践できることばかりです。
あなたもぜひこれらを心掛けて、健康な髪を保ちましょう!