【冷え症にさようなら!】4つの冷えタイプ別・原因と対処法を解説

こんにちは、東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。

「冷え症」に悩んでいる方は多いですよね。

特に女性は、
「どうして冷え症になるの?」
「冷え対策をいろいろ試しているけれど、なかなか効かない」

という人も多いでしょう。
実は「冷えは、冷たさを感じる場所によって以下の4つのタイプに分類することができます。

1)四肢末端タイプ
2)下半身タイプ
3)内臓タイプ
4)全身タイプ

それぞれ原因と対処法が異なりますので、「対策してもよくならない」という人は、自分とは違うタイプの冷え対策をしてしまっているのかもしれません。

そこで今回は、各タイプ別の「冷える原因」と手軽な「対処法」についてご紹介します。
自分の冷えタイプがわかれば、より自分にあった冷え対策に取り組めるようになるでしょう。

1.「冷えの4タイプ」とは

「冷えは4タイプにわけられる」という考え方は、冷え症研究の第一人者として知られる北里大学客員教授の伊藤 剛(いとう・ごう)先生が提唱しているものです。

具体的には、以下の4タイプとされています。

タイプ特徴原因対処法
四肢末端手足の先がとても
冷たい
体内で十分な熱をつくれない・食事をしっかりとる
・体幹部を温める
下半身腰から足にかけて
冷える
下半身の血流が悪い・腰やお尻の筋肉をほぐす
・座りっぱなしを避ける
内臓手足は温かいが、
お腹が冷たい
副交感神経が強く反応している・自律神経のバランスを整える
・からだの中から温める
全身体温がつねに低く、
手足の先が冷たい
体内で熱をつくりにくく、
体温調節ができない
・食事を改善する
・運動で代謝を上げる

中でももっとも多いのは、「下半身タイプ」です。
デスクワークが多かったり、あまり運動の習慣がなかったりする人は、このタイプの冷えに悩まされることも多いでしょう。

次章からは、タイプ別にくわしく解説しますので、自分が当てはまるタイプの対策をしてください。

2.四肢末端タイプの原因と対処法

「四肢末端タイプ」に該当するのは、以下のような特徴がある人です。

・手と足の先がとても冷たくなっている
・普段から食事の量が少なめ
・汗をあまりかかない

四肢末端タイプが冷える原因は、体内でつくられる熱の量が少ないことです。

食事の量が少なかったり、運動不足だったりすることで、代謝が悪くなり体温が下がります。
そこで、からだに必要な熱を逃がさないよう、交感神経が過剰に反応するため、手足の末端の血管を収縮させてしまって冷えが生じるのです。。

このタイプは特に、痩せ型の女性に多いとされていて、ダイエットをしている人などもなりやすいと言えるでしょう。

対処法としては、

・熱のもとになる食事をしっかりと摂る
・体幹部を温める

ことが必要です。

食事では、冷たい食べものより温かいものを食べる、 白湯を飲むなどがおすすめです。

また、体幹部の温めには、お風呂にゆっくり浸かる、下半身のストレッチやスクワットなどで代謝を上げる、カイロでおへその下の「丹田」を温める、といった方法が有効でしょう。

3.下半身タイプの原因と対処法

「下半身タイプ」に当てはまるのは、以下のような人です。

・冷えを下半身(腰から足にかけて)に感じる
・手は温かい
・上半身に汗をかきやすい
・座っていることが多い

このタイプは、冷え症の中でも男女ともにもっとも多く、加齢とともに増加します。

原因は、老化や運動不足によって、腰からお尻にかけての筋肉が硬くなり、下半身の血流が落ちることです。
本来なら、坐骨神経の流れにそって血がめぐることで、下半身が温まるのですが、それが滞ってしまうため、冷えを引き起こします。

そのため対処法としては、 

・腰やお尻の筋肉をほぐす
・座りっぱなしを避ける

ことがおすすめです。

デスクワークの人は、ときどき席を立って軽くストレッチをするといいでしょう。
腰回りの筋肉は、大股でウォーキングをするとほぐれてきます。
また、自宅では、仰向けに寝てお尻の下にソフトボールを当ててコロコロするのもおすすめです。 

4.内臓タイプの原因と対処法

「内臓タイプ」の特徴は以下です。

・手足は温かいがお腹が冷たい
・汗を全身にかきやすい
・お腹が張りやすい
・食事はしっかりとっている

このタイプの原因は、副交感神経が過剰に反応することです。
四肢末端タイプでは、交感神経が反応するため血管が収縮して冷えると説明しましたが、内臓タイプはその逆です。

副交感神経が強くはたらくことで血管が収縮しにくく、からだの表面から熱がどんどん失われていきます。
そのため、手足は温かく感じますが、内臓は冷えてしまうのです。

対処法としては、

・自律神経のバランスを整える
・からだの中から温める

ようにしてください。
具体的には、ウォーキングやストレッチなど、リラックスして取り組める運動を習慣づけると、自律神経が整うでしょう。

からだの中を効率よく温めるには、仙骨部分にカイロをあてるなどして温熱でサポートするのがおすすめです。

温かい食べものをとるのもいいですが、食べ過ぎると悪化するので要注意です。

5.全身タイプの原因と対処法

「全身タイプ」の特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

・体温がつねに低い
・背中や全身に冷えを感じる
・いつも手足が冷たい
・汗はあまりかかない 

このようになる原因は、からだが熱をつくりにくい状態になっていることです。

栄養不足や老化による代謝の低下、貧血、慢性疲労、睡眠不足など、さまざまな要因で十分な熱を生み出せなくなってしまいます。
女性の場合、甲状腺の機能が低下しているケースも考えられます。

また、脳がからだの設定温度を低く設定している可能性も考えられるでしょう。
これは、解熱鎮痛剤を常用している方にも多くみられる例です。

有効な対処法としては、

・食事を改善する
・運動で代謝を上げる

ことが必要です。

食事では、たんぱく質をしっかりとること、冷たいものより温かいものを食べること、脂質と糖質をとりすぎないことを心がけましょう。

運動は、心臓のはたらきをアップさせるためにも、ちょっと息があがるくらいのものがおすすめです。
ウォーキングやジョギング、サイクリングもいいですし、スクワットなどの筋トレも効果が期待できます。

もし寒気が強い場合は、背中をよく温めるようにするといいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回は「冷え」のタイプ別に対処法を説明しました。
あらためて、記事のポイントを挙げておきましょう。

◎冷えの4タイプとは、

タイプ特徴原因対処法
四肢末端手足の先がとても
冷たい
体内で十分な熱をつくれない・食事をしっかりとる
・体幹部を温める
下半身腰から足にかけて
冷える
下半身の血流が悪い・腰やお尻の筋肉をほぐす
・座りっぱなしを避ける
内臓手足は温かいが、
お腹が冷たい
副交感神経が強く反応している・自律神経のバランスを整える
・からだの中から温める
全身体温がつねに低く、
手足の先が冷たい
体内で熱をつくりにくく、
体温調節ができない
・食事を改善する
・運動で代謝を上げる

自分の冷えタイプを知って、あなたが効果的な対処法を見つけられますよう願っています!