こんにちは、東京日本橋の鍼灸治療室クリスタ 院長のかとうようこです。
「羊のお肉ってヘルシーなイメージがあるけれど、何がいいの?」
「ダイエット中でも、羊肉なら罪悪感なく食べられるって本当?」
健康志向のみなさんの中には、そんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
結論から言えば、羊肉は薬膳的にはからだをあたため、疲労を回復する作用があるとされるおすすめのお肉です。
具体的には、以下のような効果が期待できます。
・冷えによる胃腸の弱り、痛みの改善
・冷え症、足腰の冷えの緩和
・食欲不振の改善
・疲労回復
・月経不順の改善
・産後の体力回復
・精神の安定 など
また、羊肉はほかのお肉と比べて低脂質で、脂肪燃焼を助ける「L-カルニチン」が豊富なので、ダイエット向きだとも言えます。
そこで今回は、中医学の視点から羊肉についてお話ししましょう。
◎【西洋医学的】羊肉の栄養素
◎【東洋医学的】羊肉の効能
◎羊肉のおすすめレシピ
この記事で、あなたがおいしくヘルシーに羊肉を楽しめるよう願っています!
1.【西洋医学的】羊肉の栄養素

羊肉は、大きく「ラム=子羊の肉」と「マトン=成羊の肉」にわけられます。
栄養面ではそれほど大きな違いはなく、それぞれ主に以下のような栄養素を含みます。
| ラム (ロース・脂身つき) | マトン (ロース・脂身つき) | |
| カロリー | 287kcal | 305kcal |
| たんぱく質 | 15.6g | 25.8g |
| 脂質 | 25.9g | 24.9g |
| カリウム | 250mg | 370mg |
| 鉄 | 1.2mg | 3.6mg |
| 亜鉛 | 2.6mg | 3.9mg |
| L-カルニチン | 80mg | 208.9 mg |
この中で、特に注目したいのが「L-カルニチン」です。
L-カルニチンは、動物のたんぱく質に含まれるアミノ酸の一種で、細胞内の脂肪を燃焼させる作用があります。
羊肉には、ほかのどのお肉よりも多くこのL-カルニチンが含まれているとされます。
また、たんぱく質や亜鉛も脂肪燃焼を促し、鉄分は基礎代謝を高めます。
さらに、羊肉の脂肪は、牛肉や豚肉などと比べて融点が高く、人の体温では溶けにくいという特徴もあります。
そのため「羊肉はダイエットにいい」と言われるのです。
2.【東洋医学的】羊肉の効能

一方、東洋医学=中医学では、羊肉はからだをあたためる作用があるとされています。
特に、冷えておなかが痛いときなどには、ぜひおすすめしたい食材です。
また、体力が落ちているときにもよく、産後の女性にとって心強い味方と言えます。
薬膳で羊肉に期待できる効能は、以下のようなものです。
・冷えによる胃腸の弱り、痛みの改善
・冷え症、足腰の冷えの緩和
・食欲不振の改善
・疲労回復
・月経不順の改善
・産後の体力回復
・精神の安定 など
冬には特に、積極的に食べたい食材だと言えるでしょう。
3.【薬膳レシピ】冷え性対策! 羊肉の薬膳スープ

羊肉を食べるというと、ジンギスカンを思い浮かべる人が多いかもしれません。
それもおいしくていいですが、今回はわたしのおすすめ、煮込むだけの簡単スープをご紹介します。
レシピは以下の通りです。
【冷え性対策! 羊肉の薬膳スープのつくり方】 <材料:4人分> ・羊肉:300g(ラムでもマトンでもOKです) ・にんじん:100g ・ねぎ:1本 ・しょうが:6g ・なつめ:9粒 ・紹興酒:少々 ・塩:お好みで ・こしょう:お好みで <つくり方> 1)羊肉を薄切りし、熱湯でさっと湯通しして水を切る 2)にんじんは1cmほどの輪切りに、ねぎは1cmほどの小口切りに、しょうがはスライスしておく 3)塩以外のすべての材料と水1200ml、調味料を鍋に入れ、1時間ほど煮込む 4)羊肉がやわらかくなったら塩を入れる 5)さらに数分間煮込めば出来上がり ※ 圧力鍋なら煮込み時間は15分程度です。 その場合は、なつめだけ先に水に入れてしばらく沸騰させ、あくをとります。 あくが出なくなったら、なつめは取り出して、ほかの材料を入れましょう。 なつめごと煮込むと、スープが妙なオレンジ色に染まってしまって見た目が悪くなってしまうので要注意です。 |
先に羊肉を湯通しすることで、独特の臭みなども抑えられますので、ここはていねいに手をかけてください。
それだけしてしまえば、あとは煮込むだけの簡単レシピです。
寒い夜などに、ぜひお試しください!
まとめ
わたしは羊肉が好きです。
以前、患者さんから、「札幌に出張に行った際に、『ひつじしゃぶ』を食べた」というお話を聞きました。
それくらいなら、クリスタ近くの火鍋屋さんでも食べることができるのですが、なんと「羊刺し」も食したとのこと。お店の横で絞めて、すぐに出してくれるらしいです。
「あまりのおいしさに感動しました」(本人談)
うらやましい!
からだをあたためる羊肉は、特に冬場に食するのに適した食材です。
「においがちょっと苦手」という人も多いようですが、下茹でしたり、しょうがやハーブなどと合わせることでおいしくいただけます。
ぜひあなたの食卓にも取り入れてください!

