ココロとカラダは切り離せないもの
だからこそ、不調の改善は、両方セットで行うのが大切
――かとう先生は、鍼灸治療で患者さんのカラダに触れられると、その人が過ごされてきた環境や今直面しているストレス、ココロの状態までわかるそうですが、それは鍼灸師さんの中でも特殊なのではないでしょうか。
かとう 他の鍼灸師さんがどうなのかはわかりませんが、患者さんに「特技ですね」と言われることはあります。実のところ、カラダに触れなくても治療室に入ってこられただけでも、環境の変化などはわかります。「結婚した」とか「転職した」とかそのくらいは。
――ええ!? それはすごい。「視える人」と言ってしまうと、急にスピリチュアルな感じに聞こえますが、どちらかというと、東洋医学でいうところの気を感じてらっしゃるということでしょうか。
かとう そんな風にも言えるかもしれませんね。ただ、体に触れると、ココロの状態が体に影響していることは、顕著にわかります。カラダは雄弁です。例えば、足首を触って「子どものときに消化器系の病気で入院したよね」とか「今、大きなプロジェクト抱えていたりする?」「深く考え込んでしまうことが多いんだね」「ずっと体に力が入りっぱなしだよね」とか、必ず情報を伝えてくれます。

――「カラダが発している情報を見る力」がかとう先生にはおありなんですね。
かとう カラダだけではなく、ココロが発する情報も同じようにあって、症状はどちらかの情報を元に生まれ、大きくなります。
ですから、カラダだけをケアしても、ココロだけをケアしてもアンバランスになりやすいのです。せっかくカラダを整えてもココロが苦しいままだと、また同じ状態に戻ってしまう。ですから、心身は同時に整えていく必要があるのです。

